外壁に「気になる所がない」…そこに当社の技術が詰まっている。

有限会社ケイ・エス・シー

窓枠や建物の外壁を詳しく見る方は少ないと思いますが、窓枠の部分に「ちょっと柔らかい、ゴムみたいな感触」の部分があります。 それをシーリングといい、防水や建物の劣化を防ぐ役割があります。その施工ほぼ一本で当社は成り立っています。それは技術力の高さであり、当社しかできない現場が数多くあるからです。最近ではハウス内の防水加工を行うことも増えましたが、事業としてはこれ一本です。

外壁や窓枠・配管回りをシーリング加工する際、外壁とシーリングを入れる部分にマスキングテープを貼っていきます。マスキングテープの貼り方や、 貼る意味、順番など当社独自のルールがあります。 例えば、 外壁で1階と2階部分にまたがってテープを貼る際、 ＊[1]手が届く場所まで貼る ＊[2]脚立を使って届く場所まで貼る ＊[3]2階部分から残りを貼る 3つに分けて貼ります。[1]と[2]と[3]の間はバツ印のように中継点を分かりやすくすると、ここまでは手が届く、ここからは脚立を使う…など、誰が見ても分かる「ルール」になっている。 これが作業効率とスピードにつながっており、当社のスタッフだけが伝わる「サイン」なんです。

正確には、シーリング材を打ち込む前に補強材を接着させたり、二手間ほど作業があります。 マスキング加工された箇所にシーリング材を打っていきますが、シーリング材は湿度と温度、水に対して気を使わなければいけない素材なんです。 湿度が高いと硬化する時間が早く、気温が低いとうまく接着されない。夏と冬で施工する速度も違います。マスキングする際に、「中継点を作る」と書きましたが、シーリング加工する際も、中継点ごとに分けています。 外壁にも凹凸がはっきりしている壁もあれば、そうでない壁、コンクリート製・木材など素材も様々なので、こうしたスキマを綺麗に施工するには技術が必要です。 それをクオリティ・スピードを両立できるのが当社の強みなんです。

窓枠にシーリングを打つ場所と、先ほどの中継点（バツ）があると思います。ここから作業を進めていきます。 これくらいのものであれば、そこまで困る事はありませんが、現在足場も安全確保のため、鉄骨の配置によっては、作業がしづらい時もあります。 そんな時に中継点を目印にし、 「ここからは上部分から施工」 「ここからは下部分から施工」 …というように、作業の効率化を図っているわけです。

シーリングが終わって、マスキングテープをはがした窓枠と外壁。この後、スプレーを吹きかけて乾燥を促します。スプレー自体にも防塵・防水の役目があり、これで作業が一つ完了になります。 理想的なことを言えば、誰が見ても凹凸やひび割れ、ゆがみもなく、「あ、綺麗っすね～」と 普通の感想を言ってもらい続けることなんです。家であれば、お客様に引き渡す際にシーリングのひび割れや白であるはずの部分が変色している…なんてことはＮＧです。 目立つ部分ではありませんが、「気にならない」ようにする…そこには隠れた技術と配慮がたくさん詰まっているんです。